毎年3月には避難訓練とともに東日本大震災のことを覚え、
亡くなった方、被災された方のことを思ってお祈りをしています。
この日の礼拝では当時の写真を見ながら東日本大震災のお話を聞きました。
あの日から8年が経ちました。年長児もまだ産まれる前の話です。
津波や火災で今いるところが危ない、そうなった時に自分で危険を判断して、自分で逃げる。
小さな子だから無理?そんなことはありません。日々の保育の中で主体的に遊び、たくさんの試行錯誤を重ねている子どもたち、その力は確実に育っていると私たち保育者は信じています。
この日は防災クッキングも行いました。ポリ袋にお米とお水を入れ、
茹でておにぎりにして食べました。
茹でる水は雨水でも大丈夫。
そして手やお皿を洗えない状況でもポリ袋を使うことでなんとかなります。
続いて避難訓練がありました。避難訓練も毎回反省を重ね、研修なども通して私たちが当たり前だと思っている点を多角的に疑うようにしています。
この日の夕方、年長児が「こんなの書いたの」と自由画帳を見せてくれました。
字がびっしり書き込まれています。
この他にも募金活動の一環としてふりかけを売るなど、
人のことを思い行動する力が確実に育っていると感じました。
この子たちが未来を作っていくことを思うとたくさんの希望が見えた一日でした。
今も困難の中にある方々に笑顔が戻りますように。
そしてそのために私たちができることを見つけて行動していきますように。
(YMCAマナ保育園 金子)