2019年2月27日水曜日

異年齢児の関わり

【YMCAマナ保育園】



クラスの枠組みを無くして、日常的に
0~2歳児の関わりを持っている乳児ぐみ。



散歩に行こう!!
お支度しようね!!

ふと、見るとこんな光景が。

誰にも促されたわけじゃなく・・
まだ十分におしゃべりできなくても
「履かせて」の心の声が聞こえたみたい。


そっと気が付かれないうちにカメラをむけました。


困っている自分より小さいお友だちを見つけて、
そっと手を差し伸べられるって素敵ですね。

「いつもありがとう」って代わりに伝えたら
えへへって恥ずかしそうに笑った2歳児Tくん。
お友だちのことよく気が付いてくれるもんね。


夕方の一コマ。
0歳児があやすとケタケタ笑ってくれるものですから
ぼくも!ぼくも!とあやす2歳児たち。


どうやったら笑ってくれるかな?
喜んでくれるかな?
ほっぺをつんつん!
手を優しくぎゅ--う。

にっこり。

「あっ、笑ったぁ!!」

反応が返ってくると、嬉しいよね。

大人が小さいお友だちとの関わり方を
手取り足取り教えるのではなく
このくらい引っ張ると、転んじゃうんだな・・
泣いちゃうんだな・・・・
と、実際に肌で感じて学ぶと
次からはこうしてみよう!と試しながら接してみようとします。


0歳児のお友だちは、常にお姉さん・お兄さんに見守られて
生活しています。
泣いていると、横からどんどんティッシュペーパーが集ってきたり
何とかアワアワしながら、対応してくれる姿に
優しさを感じ、
信頼していいんだな。
と思うことでしょう。




この時期は、来年度にむけて2歳児が幼児ぐみで
遊ぶこともあり、この日も遊びにきていたSくん。
幼児ぐみのYちゃんが椅子に座っていたら、
僕も座りたい!!と思ったようで、Yちゃんの横にずりずり割り込みます。

すると、何も言わずに立ち上がり、空いている椅子を隣に
持ってきて、そっと置いてくれました。


わざわざ持ってきてくれたの??
ありがとう。
と伝えた瞬間の写真です。



こんな瞬間が、保育園では日常的に見られて
幼い子どもたちの「優しさの芽」は、確実に育っていることを感じ
嬉しく思います。


神さまの優しい眼差しの中で、心も体を大きく育っている
子どもたちと一緒に過ごせる
保育士という仕事は
とっても幸せを感じられるな~と思います。


             (YMCAマナ保育園 佐藤)