2016年8月12日金曜日

ドキドキのお泊り会

【YMCAマナ保育園 お泊り会】

ひつじぐみ ドキドキのお泊り会


毎年、ひつじぐみ(4歳児)は親元を離れ子どもたちだけで保育園にお泊りをします。
今年は“仲間意識を深める“ ”自信と達成感を味わう“をねらいとしてスタートしました。

<1日目>
とても楽しみにしていたお泊り会。みんなでお揃いのキャンプTシャツを着てワクワクしている様子が凄く伝わってきました。


〇新江ノ島水族館〇
 バスに乗って間もなくすると「まだかな~?」と待ちきれない様子。お泊り会のしおりに書いてあった、なぞなぞをしたり親からの応援メッセージを読んだりしていると海が見えてきて「ついた~!」と大喜び。館内に入り、イルカショーを観た子どもたちは、イルカが跳ぶたびにその迫力で自然と拍手をしていました。



ショーの後にお弁当を食べました。「あ~美味しかった。」ととっても満足していました。その後も館内を散策して、ヒトデやカニが触れるところがあり、カニをそーっと触り動くと驚いてサッと手を引っ込めたり「ザラザラしているね」ヒトデの感触を楽しんだりしていました。
帰りのバスで「楽しかった~」と話していると疲れたのかスヤスヤ夢の中…。


途中、銭湯に寄り1日の汗を流しました。みんなでゴシゴシ身体を洗い、湯船に浸かって疲れを癒しました。「お~い!」と声が響く銭湯ならではの雰囲気も楽しんでいました。
園に戻ると5歳児が作ってくれたカレーのいい匂いがしたきました。お腹が空いていたようで、「おかわり!」と言う声があちこちから聞こえてきました。美味しいカレーに大満足のようでした。



〇夜のプログラム〇
夕食後みんなで作った和紙のランプを持ってプレイルームに集まり明かりを灯してみました。


オレンジ色にぼやっと灯るランプを見て「きれいだね」と子どもたちが見惚れているとひつじぐみ(4)に一通の手紙が届きました。何だろうドキドキしている子どもたち。開けてみると「あした、すいかわりにつかうすいかをいただいた」と“おしいれのぼうけんに出てくるねずみばあさんからの手紙でした。絵本を知っている子どもたちは、怖くてすぐに泣いてしまう子も。
きりん(5)、ひつじ(4)、くま(3)の部屋にヒントが隠されているというので3グループを作り各部屋ランプの明かりのみで探しに行きました。あまり周りがみえないので子どもたち同士くっついてゆっくり歩き「う」「さ」「ぎ」の文字をそれぞれ一文字ずつ見つけてきました。そのヒントをもとにうさぎ(1)の部屋に保育者がおり、見た瞬間「うわぁ!!!!」と驚き、子どもたちは部屋に入ろうとせず、まるで壁のように動きませんでした。
保育者がスイカを預かったそうで、返してもらうためにゲームをしました。何度失敗しても「がんばれ」「あと少し」と励まし合いやっとスイカを返してもらうことができ、ほっとして調理さんにスイカを「冷やして下さい」みんなでお願いをしました。


 <二日目>
疲れもありぐっすりと寝ていました。朝のお散歩をして朝ごはんのサンドイッチを食べた後は、前日に取り戻すことのできたスイカを使ってスイカ割りをしました。


目隠しをしてなかなか一歩が踏み出せない子、保育者の声を聞きながらスイカのところまで辿りつく子、それぞれ少しずつスイカを叩き、最後には力強く叩ける子が割ってくれました。「割れた?」駆け足で近づきみんなはスイカを囲んで喜んでいました。
みんなで協力して取り戻し、割ったスイカはとても美味しく「大きいのちょうだい」「おかわり」と素敵な笑顔でたべていました。


お泊り会の中で自然と応援できたり、協力し合えたりできたことを日々の生活にも出来るようになって欲しいなと思います。
また、きりんぐみ(5)からのカレーライス、くまぐみ(3)からのコースターのプレゼントを受け取り、たくさんのお友だち、保育者が応援し励ましてくれたことに気が付けた良い機会となった思います。これらのことを忘れずこれからも友だち同士協力をして仲を深め、成長してほしいと思います。
(保育士 福光 海)