この夏は、暑さ指数が高く、コロナだというのに、室内で過ごす日が多くありました。
3歳児から5歳児までの「幼児組」では、いつもは、好きな遊びや好きなことを、好きなように展開して楽しむことがほとんどですが、刺激が少ないと、身体機能や脳・感情・知恵の育ちが鈍くなってしまうので、今回は保育士から子どもたちに、ルールのある遊びを提案してみました。
まずは手始めに猛獣狩り!
動物の名前の文字数と同じ人数で、グループを作るゲームです。
でも、3歳児くま組は、ただただ自分たちでグループを作ってニコニコ。【ワニ】でも3人。【ライオン】でも3人。まだまだルールは分かってないのだけれど本人たちは満足気。
それに比べると4歳児ひつじ組、5歳児きりん組はルールを理解し、数を数えてグループを作っていました。1人でいる子に声をかけたり、「あと〇人、来て!」と呼びかける子もいたりして…
お次はフルーツバスケット!
先ずはクラスのカラー帽子をかぶって「青」「オレンジ」「緑」の3種類で練習してから、慣れたところで果物カードを胸に貼って本番スタート。
解らなくて動けない3歳児がいると、同じ果物の4.5歳児の手が引いて、「今、お椅子をかえるんだよ」と教えてあげたり、
座れずに困っている子に「ここ良いよ」と席を譲ってあげたり、いつも何気なく一緒に過ごしてる中で、優しい心が育っているなあ~と子どもたちの育ちを嬉しく思いました。
夕方には子どもたちと改めて果物カードを作り、ラミネートフィルムをし、繰り返し使えるようにしました。
猛獣狩りで作った3~5歳児一緒のグループで、それぞれグループの名前を決めて対戦スタート‼
最初に白黒20枚ずつ置いて、よーいどんで互いの色をひっくり返すゲームです。
【白にするんだよ~】【黒にするんだよ~】と声をかけあいながら、終わりの笛が鳴るまでに、どっちの色を多くできるか、必死にオセロをひっくり返します。
約束は1つ…立ってはいけない。移動はハイハイ。これが盛り上がり、みんな汗をかくほど燃えました。
別の日は、椅子取りゲーム
この日は、「ゲームをしたい!」と言った子が少なく、年中組(4歳児)ばかりだったので「椅子取りゲーム」をやってみることに。
少人数でこじんまり始めた椅子取りゲームですが、だんだんと輪が大きくなり、最終的には自分たちで音楽を止めたり、椅子を減らしたり…とゲームを進める事も楽しんでいました。
初めは競うのが嫌だったり、負けるのが悔しかったり、ゲームに好き嫌いはあったかと思いますが、色んなゲームをやるうちに、子どもたちの方から「ゲームをやりたい!」と声があがるようになり、お部屋遊びのレパートリーになりました。