2020年1月17日金曜日

思うようにならないこともある。さて、どうしよう? ~幼児ぐみ園外保育~

【YMCAマナ保育園】

昨年も行われたサッカー体験にまた行くことになりました。「とても楽しかった」と口々に言う子どもたち。今回再び、ということでみんなわくわくして出発したのです。しかも今回はサッカーの後、初めて行く公園に行けるんだって!お弁当持って出発!
ところが。前日の雨でグラウンドのコンディションは良くありません。靴に水が染みてくるし、転んだら人工芝に撒いてあるヤシ殻が手にも服にも着いて不快!手を拭いて、ズボンをはたいて、よしっ、また行ってきます!



ウォーミングアップ代わりの鬼ごっこは楽しかったけど、実戦形式は楽しくないと感じる子もいます。
「サッカーやりたくない」
じゃあ少し休憩して見ていよう。


サッカーを終え、向かったのは大和ゆとりの森。晴れていたので戸外でお弁当を、と思ったら冷たい北風が吹いていました。風が苦手な子にとってはイヤな感じ。上着を重ね着して凌ぎました。

その後はみな楽しく遊びました。風もおさまりふわふわドームで遊ぶこともできました。


生きていると思うようにならないことはたくさんあります。天候や怪我で身体的に不快な思いをすることもあれば、ケンカやハプニングで心的に不快な思いをすることもあります。まだまだ初めてのことが多い幼児期においてはかなり日常的にあることです。
保育者は「イヤだったね」と共感し、少し気持ちが落ち着いてきた頃に「どうする?」と問いかけています。「イヤだ」でお終いにするのではなく、思うようにならないこともあるけどどうにかなるようだ、と感じることができるといいなと考えているからです。この先、異文化に接した時、何かに躓いた時、思いがけない事態に遭遇した時、考えること、感じることを放棄せずに地道に解決しようと取り組む力につながれば、と思います。

                  (YMCAマナ保育園 金子)