初夏の梅干しづくりに続き、保存食作り第二弾です。
みんなの大好きな味噌汁に使うお味噌を作ってみよう…と言ってもなかなかイメージはつかない。
じゃあとりあえず、材料集めから!
1月。糀を買いに行きました。糀屋のおじさん、いろいろ教えてくれましたよ。
「納豆菌はとても強いから糀のお仕事をする人は納豆を食べちゃいけない」
「味噌づくりのポイントは①マスクをしないで作る②手は水洗いで十分③怒りながら作ると塩辛いお味噌になるからニコニコして作った方がいい」などなど。絵本だけでは分からないこと、知らないことがいっぱいです。
2月。ひつじぐみは大豆を買いに、きりんぐみは水を汲みに行きました。
大豆は地場産にこだわり、藤沢産の大豆を購入。
水はきりんぐみが冬キャンプで訪れた富士山で汲みました。
キャンプから戻ってきたきりんぐみが大豆を洗い、汲んできた水につけておきます。
戻した大豆をキッチンで煮ること3時間半。ふっくらと煮えました。
ポリ袋に入れて踏んでいこう。
その前に、まず味見。
「あったかいね」「きもちいい」「こたつみたい」
こちらは輪になって踏み踏み
「つぶれたかな」
何回も味見して、味見が止まりません。
大豆がつぶれたら次はいよいよ買ってきた糀の出番!
「なんかおこのみやきのにおいしない?」
塩と大豆も混ぜていきます。
つぶした大豆の感触に子どもたちは大喜び。
「うんちみたい!」「うんこー!」
子どもたちの手についた菌が味噌をおいしくするんだよ。
納豆は昨日の夜から我慢したんだもんね。
混ぜた味噌は丸めて詰めていきます。ぎゅっぎゅっぎゅっ!
くまぐみも役割分担してはりきります。「わたし丸める!」「ぼくつめる!」
仕上げは保育者の力技。やさしい気持ちでぎゅっぎゅっぎゅっ。おいしくなあれ。
「ねえいつ食べられるの?」「ねかせるんだよ」「明日見られる?」「6さいになったら食べられるんだって」
おいしくなるといいね。できたら何作ろうか。
「みそしる!」「みそバターコーンらーめん!」「みそしる」「とんじる」「ごへいもち」
マナの保護者の方でも「味噌部」を結成し、味噌づくりをしている方がいらっしゃるとのこと。他にも「おうちで味噌作ってるよ」という子もいます。
味噌の作り方、材料の配合など人それぞれ。味噌交換、一緒に味噌づくりなど味噌の輪が広がっていくといいなと思います。
糀屋さん曰く味噌を寝かせている間も近くでケンカしない方がいいのだそうです。
みんなの味噌、どんな味になるでしょうか。
(YMCAマナ保育園 金子)