8月は保育者が順番に自分の体験などを交え「平和」について子どもたちに話す機会を設けました。今までも8月に平和をテーマに絵本を読んでいたのですが、今年はそれぞれの保育者が自分で考え、平和について伝え、子どもたちと考えてみました。
実際にあった話には子どもたちもシーンとして真剣な表情で聞き入っていました。「こわかった」という3歳児。「どうして?」と疑問を持つ5歳児。それぞれに感じるところがあったようです。戦争についての記憶がどんどん薄れていく今、語り継ぐことの重要性を感じました。
身近なところではケンカについて考えてみました。自我が芽生え、噛みつき、手が出て、から始まり、幼児となった今はわざと相手の嫌がる言い方もするようになっています。器用に対立を避ける子もいれば、真正面からぶつかる子もいます。平和な世界でみんなが安心して過ごせるように、誰が悪い、ではなくどうすればいいのか、を考えられるように日々の生活の中で経験していけるようにしたいと思います。
(YMCAマナ保育園 金子)